EL-Cadena blog

独立するための準備と想いを綴る。

享受する力と順応する力

今週のお題#この1年の変化」として、様々な事を考察して記録してきた中から三つ目を上げようと思います。

この考察については、昨年の梅雨明け頃に記録しておいたものなので、現在の状況とはズレがあるかもしれませんが、当時の記録のまま上げる事とします。

 

「享受」とは、受け入れて自分のものとする、味わい楽しむ事といった意味があるが、そのためには、現状を十分に把握して理解し、様々な想定をした上で、最善策をとる、さらには楽しみを見い出すといった能力が必要であると考える。

昨今、全世界においては、新型コロナウィルス(COVID-19)感染症の蔓延、パンデミック状態により、様々な現象が起きており、それらは全て、人類がこれまでに経験した事のない異常な事態である。我が国日本においても同様で、感染者数、死者数こそ他国と比べて抑えられてはいるものの、政府による緊急事態宣言、各自治体首長からの自粛要請、進学・就職問題、各種スポーツ大会の中止等、全ての国民に様々な影響を与えている。そのような中、各機関においてそれぞれ知恵を絞り出し、対策を練っているところであるが、私は、たとえ異常な事態であるとはいえ、個人個人が現状を享受し、順応する事が大切であると考える。

現在の世界情勢を享受し、さらには順応していくために、まずは現状を把握し、理解することを考える。現時点の日本においては、新型コロナウィルスの感染者が増加傾向にあるものの、他国と比べれば、まだパンデミック医療崩壊等といった状況にまでは至っていないが、終息に向かうわけではなく、くすぶっている状況にあると言える。ただし、その具体的な状況は専門家にも断定することができず、専門家でない者にあっては先行きが全く予想できない状況であると言える。この先、何事もなく終息に向かうかもしれないし、ワクチンが開発されて、感染を封じ込めることができるかもしれない。逆に一気に感染が進み、正にパンデミック状態に陥ってしまうかもしれない。結論、現時点において断定できることがないため、正解といえることは一つもないという状況なのである。まず、このことを理解することが重要であると考える。

次に、これらの状況を踏まえた上で、今後どのようなことが起きうるのか、様々なパターンを想定し、それぞれに対応策、対処方法を考えておかなければならない。一つのパターンとして、このまま終息に向かい、以前のような環境に戻るのであれば、経済を元に戻していくための方策等を練ればよいだけであるが、一番悪いパターンとして、日本がパンデミック状態に陥ってしまった場合がある。ただ、このような場合は、国の行政が主導で考えて方針を決めるしかなく、一個人は政府の意向に従うことが大切になると考える。問題は、一向に終息に向かわず、このままくすぶった状態が続く場合である。この場合については、国が強制力を行使せず、各個人に判断を委ねられることもあり、それぞれの意識によって行動等に差が生まれることとなる。例えば、「夜の街関連」等という言葉で言われる感染の第二波の発生である。これは、政府からの緊急事態宣言が取り下げられた直後に急激に動きが活発になり、感染対策が徹底されていなかった飲食店等を中心に感染が広まった状況を表しているが、一番分かりやすい典型的な結果であると言える。ただ、この結果をもってしても、緊急事態宣言の取り下げや飲食店の営業再開がすべての現況とは言い切れないのが真実なのである。感染者数が急増した原因は他にあるかもしれないし、そもそも検査されていなかっただけで、もともと感染は広がっていたのかもしれないとも考えられる。これについても結局は誰も断定できない状況なのである。

 

少し長くなってきたので、今日はここまでとして、続きは明日以降に上げたいと思います。